MT4 Build1090 (May,2017)で動作確認済み。
RSI_MTFとは?
RSI_MTFは、MT4標準搭載のインジケータ、RSIをMTF(マルチタイムフレーム)で表示してくれるインジケータです。
RSI(Relative Strength Index)、日本語訳した場合「相対力指数」と呼ばれるインジケータで、指定した期間での値動きの強弱を0から100の間で変動する数値で表したインジケータです。ADXなどを開発した、J・ウェルズ・
RSI_MTFでは自分がトレードするよりも上位の時間足のRSIを表示させて、上位時間のトレンドの方向性を把握することができます。順張りトレードを行うためには上位時間のトレンド把握は必須であるため、順張りトレーダーの方には非常に役立つインジケータです。
デフォルトパラメーターは以下の通りです。
パラメータの意味は以下のとおりです。
RSIPeriod … RSIで使用する期間。一般的には
RSITimeFrame … 表示するRSIのタイムフレームを指定します。分単位で記述する必要があります。
- 1 = 1分足
- 5 = 5分足
- 15 = 15分足
- 30 = 30分足
- 60 = 1時間足
- 240 = 4時間足
- 1440 = 日足
また、サブウィンドウ内のレベルはデフォルトだと何も設定されていないため、好みの値を自分で入れて下さい。チャート画像では一般的に用いられている値である30と70を入れて表示しています。
デフォルトカラーは以下のとおりです。
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RSI_MTFのインストール方法
- RSI_MTF.mq4をダウンロード
- MT4を起動し、「ファイル」メニューから「データフォルダを開く」を実行
- RSI_MTF.mq4を「MQL4」フォルダの中の「Indicators」フォルダにコピー
- MT4を再起動、もしくはナビゲーターパネルの「罫線分析」ツール以下の適当な空白部分を右クリックし「更新」をクリック
- インジケーターを使いたいチャート上にドラッグ&ドロップ
以上でRSI_MTFがインストールされます。
RSI_MTFをチャートから削除する方法
- RSI_MTFをセットしているチャート上で右クリック
- 表示中の罫線分析ツールを選択
- RSI_MTFを選択し、削除ボタンをクリック
以上でRSI_MTFが削除されます。
RSI_MTFを使ったトレード手法
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RSI_MTFをダウンロードして使ってみる!
MTF系インジケータはMT4でバックテスト不可能!
MTF系インジケータのバックテストですが、MT4のストラテジテスターではバックテストが正常に行えません。MTF系インジケータでは他の時間足のデータを直接参照して値を生成しているため、単一時間足(バックテスト対象時間足)を参照しているMT4のストラテジテスタが気を利かせて上位時間足のRSI値を生成でもしてくれない限り、正常な値が表示されません。
MTF系インジケータのバックテスト方法
(1) MT4で複数時間足同期インジケータを導入
有料・無料のカスタムインジケータを使用して、複数時間足を同期させてMT4のストラテジテスタを使用することが可能です。無料のものはサポートが無いこと、有料のものは費用が発生してしまうのがネックですがサポートを受けられるメリットは大きいでしょう。
(2) MT4で自力で複数時間足をストラテジテスタに表示させる
MT4に標準装備されているスクリプト、"Period Converter" を使用する。
(3) Forex Tester 3を導入する
安くはありませんが、恐らくこれが一番楽です。バックテストを行う際に複数の通貨や時間足チャートを出して思う存分にバックテスト可能です。MT4標準搭載+αのインジケータのMTFテストがスイスイと可能、しかもMT4でサポートしていないチャートの巻き戻しまでサポートしているため、MTF環境下のバックテストを行おうとしてMT4と格闘した結果、結局これに行き着いたという方も多いのではないでしょうか。